世界をより良く
最近は修士論文、博士論文、学部生の研究発表ラッシュでした。
学部生を見て自分が3、4年生の時を思い出したり、遠からず来たる自分自身の発表に思いを馳せていました。
自分は研究室に入ってから成長したのだろうか?就職ではなく進学を選んだ自分は社会人として同じ時間を過ごした同期達とどちらが有意義な時間を過ごせただろうか、などと考えたりします。
ところで、先日ベイマックスなる映画を見ました。
ロボット作りの才能あふれる兄弟の話なのですが、兄が毎日を漫然と過ごしている超優秀な弟に自分の能力を皆のために活かしたらどうだ?的な事を言います。
ともすれば自分にとって利益があるかどうかを考えてしまいがちな利己的な私ですが、上映中は自分の持てる力を世界を少しでもより良くするために使えたらなあ、と漠然と考えました。世界的にもトップクラスに恵まれた日本という国に生まれ、薬学、分子生物学という分野で研究を行っている自分にはきっと、小さな事でも今日より明日をより良くできるんじゃないかと思いました。
人生の目標設定に悩む大学院生の感傷です。