研究室の実際
今回は地方私立大学で研究するって実際どうなん?ってとこを紹介しようと思います。
地味に暴露になりますが自身は学部時代に今の研究室に所属し、学部卒業後に某旧帝大の修士に入学、その後出戻ってきました。なのでこのブログの端々には旧帝大との比較が潜在的に入ります。
まず研究室の構成について、教員としては
教授
准教授
助教2人
の4人体制です。内部上がりの先生はおらず、全員外部からリクルートされてきています、全員非常に優秀です。CNS持ちもいます。アメリカからのポスドクも1人。
研究環境について
研究に予算の問題はつきものですが、科研費、財団からの研究費等がありお金に困っていることを感じたことはないです(学生なのでそこらへんは印象になりますが)、設備に関しても困ることはなく、一通りのものは揃っています(共用ですが、共焦点、LC-MS、FACS etc...)。
業績について
世間一般のイメージとして「私立大学の理系は研究レベルが低い」っていう風潮がありますが、個人的に自分の研究室は健闘しているほうだと思います。トップレベルのビッグラボと比較したらそりゃ全然ですが...。「得られるリソース(学生、予算etc...)からのリターン」を考えると頑張っています。(ちなみに2-3年ごとにPNASクラスの論文は出てきます)旧帝大でも鳴かず飛ばずの研究室はいくらでもありますからね。
今回はとりあえずこのくらいで。
あ、そういえば molecular biology of the cellの6th edition買いました。
今後5th editionの思い出等も書いていきたいと思います。